【体験談】ドイツ ベルリンのU-Bahnで罰金を払った話【その後の流れ】

woman and man waiting on train station

こんにちは、Kittyです!

突然ですが、ドイツの鉄道システムってどんなものなのか皆さんはご存知ですか?

日本のように改札を通ってからホームに行き電車に乗るのではないんです。
ドイツの場合、階段を降りたらもう直接ホームがあります。ホームにある券売機で乗車券を買い、乗る時間を刻印してから電車に乗ります。(アプリでも切符を買えます!)

手前にあるの機械が券売機、その奥の黄色い小さい機械が刻印機です。

そう、その気になれば切符を買わなくても電車に乗れちゃうんです

しかし、それをやってしまうと不定期にやって来る切符チェックで有効な切符を提示できず、罰金60ユーロを支払うことになります。
「そんなこと実際に起こるわけないでしょ~(笑)」と高を括っていた私。
後で泣く羽目になります。
ドイツに留学に来たばかりだった頃の私の体験談をお話します。

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U-Bahnで罰金を払った体験談

油断しました

留学をしにドイツ・ベルリンに渡ってから1か月間、私はアパートから電車で1時間のところにある大学に毎日通っていました。
学期が始まる前の準備期間として大学が「Vorkurs」というドイツ語の練習のための授業を開講してくれていたからです。

通常ドイツの大学生は「Semester Ticket」というのを毎学期200ユーロほど支払っていて、支払った期間が明記された学生証がその証明書のようになっています。
そして学生証さえあれば電車、バス、トラムの公共交通機関でチケットを買う必要はありません。

私はこのとき学期が始まる前だったので学生証を持っていませんでした。
なのでこの1か月間は自分で切符を買わないといけませんでした。

事前にドイツの鉄道システムについて調べていて切符チェックのことは一応知っていた私は、いつチェックされるかとちょっとワクワクしていたのですが、タイミングが悪いのかこの1か月間は一切遭遇できず。

Kitty

なーんだ、切符チェックってそんなに頻繫には無いもんなのかな…

と、油断してしまったんですね。
これが後で悲劇に繋がります…

2か月目の朝の出来事

留学生活が2か月目に差し掛かったころ、ようやく学生証が発行できるようになりました。
しかし学生証を発行するためには大学まで行かないといけません。

Kitty

とりあえず大学に行って授業帰りに発行しよ~

もう切符を買わなくていいことにうきうきでした。

私はそのころ1週間券のようなものをアプリで買っていたのですが、前日に期限が切れていたことを完全に忘れていたのです。
電車に乗ってから気がつきましたが、ここまで一度もチェックに遭遇していなかったことも相まって

Kitty

今は地下でネット繋がらないから、後で乗り換えの時にアプリで買おう

と吞気に考えていました。
立派な不正乗車です。皆さんは絶対にやらないようにしてくださいね。

すると、

切符のチェックでーす!切符を見せてくださーい!

との声が…

黄色い蛍光色のベストを着て、手にはバーコードを読み取る機械のようなものを持ったコントローラーが次々と乗客の切符をチェックしていきます。

慌ててアプリを開いて切符を買おうとしましたが、時すでに遅し。
切符を持っていないことを伝えると、途中の駅で一回降りるように促されました。

その後の流れ

駅で一度降りると、コントローラーの方に以下のことを聞かれました。

  • 名前
  • パスポートなどの身分証の提示
  • どの駅から乗ってきたか
  • 私の行為の何が問題か分かるか

言われたことに答えつつ、私はこの時点で既に涙目でした…

そんな私を見かねたのか、コントローラーの方が

今回が初めてのようだから、大目に見るよ。
とりあえず紙を発行するから、これを持ってBVG(ベルリンの鉄道会社)の事務所に行って、携帯の電池が無くて切符を提示できなかったと説明しなさい後からアプリで切符を買って、そのスクショを見せれば罰金を払わなくてもいいから。

Kitty

えっ本当に…??ありがとうございます…(泣)

ということになりました。

初めての事態に狼狽していた私は救われた気持ちになったのですが、ここはドイツ
そんな簡単に物事が進むわけはないんです。

BVGの事務所にて

コントローラーに発行された紙には私の名前やパスポート番号などと一緒に行くべき事務所の住所が示されていたので、数日後、それを頼りにJannowitzbrueckeという駅の近くにあるという事務所に向かいました。

Bildnummer: 53944786 Datum: 16.04.2010 Copyright: imago/PEMAX Berlin/Mitte-Tiergarten: BVG-Hauptsitz im Trias an der Jannowitzbrücke Wirtschaft ÖPNV Firmensitz Unternehmenssitz Verkehr kbdig xdp 2010 quer o0 Gebäude

お客様窓口とは別に罰金を払う専用の窓口があるようで、そこに向かうと既に数十人が並んでいました。

ドキドキしながら待つこと約30分。
やっと順番が回ってきました。
窓口には中年くらいの女性が座っていました。ドイツ語しか話せないようでした。

Kitty

すみません、チェックのときに携帯の電源が切れていて切符を提示できなかったんですけど…

と、指示通り後から買ったアプリの切符のスクショを見せると

え?でもこれ、チェックのときの紙が発行された後に買ってますよね?
払わなきゃダメですよ。

話が違うじゃないか、コントローラーさん!
と思いつつも、実際に不正乗車してしまったのは事実…

その場でしっかり60ユーロを支払いました…

終わりに

以上が私の体験談でした。

私のようなやらかしをする方はいないかとは思いますが、観光でドイツに来られた方は十分注意してください。

  • 電車・トラムに乗る前には必ず切符を購入!
  • 刻印するのも忘れずに!

あれから切符チェックに週に1回は遭遇するようになったので、チェックなんてないだろうという思い込みは大敵です。
毎回必ず購入してくださいね。
60ユーロは大きいですから…

現在、ブログのスタートダッシュとして毎日投稿をしています。
ぜひ明日も覗きに来てくださいね!

Kitty

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この記事を書いた人

22歳、都内の某大学に通う大学生。
2021年9月から2022年8月までベルリン自由大学にて交換留学を経験。
留学生や留学、ヨーロッパやドイツに興味がある人に向けて色々な情報発信をしていきます!

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